ファイナンスを学ぶ意味

 

　ファイナンスを学ぶことの利点は多くありますが、ここでは大きく3つ挙げておきます。

 

お金は企業にとってなくてはならないものである

　「お金は企業の血液」言われるほど、企業の存続に不可欠です。いくら良い事業のアイデアがあったとしても、優秀な人材がいたとしても、優れた技術を持っていたとしても、上手くお金が循環させることのできない企業は死んでしまいます。ビジネスにはお金の話が付きものなので、ファイナンスの知識は持っているに越したことはないでしょう。

 

資金を得るために、投資家を説得する必要がある

　事業を行うためには、資金が必要です。資金を得るためには、投資家を説得する必要があります。そのためには、事業によってどれくらいリターンが得られるのか、数値を用いた理論的な予測を行うと、投資家にとってより納得のいく説明ができ、彼ら他の良好な関係が築けることでしょう。個人で事業を行う人だけでなく、企業で働く社会人にも同じことが言えます。自分の事業提案がどれくらいの利益を生み出すことができるかをある程度示すことで、適切な額の予算を請求することができます。

 

ファイナンスは世界共通言語

　物事を数字に基づいて議論することは、社会人にとって必要不可欠なスキルです。事業を行うの最大の目的は、社会に価値を生み出し、利益を得るということであり、それは世界共通です。言語、文化、性別、宗教など、バックグラウンドの異なる人々と仕事をすることになっても、ファイナンスの知識は大きな武器になります。なぜなら、より多くの利益を生み出す事業に反対する人は誰もいないからです。